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『アナウンサー のち 気象予報士 次第に ナレーター』

財目かおり

財目かおり(ざいめかおり)

ナレーター・気象予報士 元北陸放送アナウンサー

★著書『気象予報士かんたん合格ノート』 技術評論社

 

 

やさしいお母さんの声。

品のある柔らかな声こそが、私の魅力。

 

雨の降り方は“音”で伝えよう

20代は、ずばり快晴。北陸放送のアナウンサー時代は、数々の賞を受賞しました。

そのなかでも格別な受賞は、全国民放ラジオ31局加盟の番組コンクールで頂いた『最優秀賞』・・・それは、当時のアナウンス部長いわく、“ラジオの甲子園で優勝したようなもの”でした。

ディレクターと私、たった2人で作り上げた番組。ネタを探し、自ら取材し編集、番組全体の構成を考え、原稿を書き、さらに喋るのも自分。そんな風に生み出した、我が子のような番組を評価していただけたのは、きっと、徹底的に『音』にこだわり続けた毎日があったから。

情景が浮かびあがるような音、インタビューの声、ナレーションの声、静かな“間”。。。も、音のひとつ。

 

“雨”の中、傘をささずに踊ろう

30代は、雨のち晴れ主人の転勤で、退社し上京。

充実した日々から一転、真っ白なスケジュール帳に私の心は土砂降りでした。
しかし、その真っ白を活かすべく、気象予報士を目指して勉強することに。幼い子供二人を育てつつ、独りではなかなか進まない勉強。けれど、次第に仲間ができると、“誰かのため”なら、私の心に光が差してパワーが溢れることを発見したのです。

仲間の疑問に応えようとノートをまとめると、そのノートが分かりやすいと口コミで受験生に広まり、そのうち編集者さんの目にとまって出版することになりました。私の手書きのノートが、はるばる旅をして見知らぬ誰かの力になる・・・そんな素敵な経験に、私の心はまさに雲ひとつない青空に。

学び続けた甲斐があって、余りある喜びがありました。

 

“雨だれ、石をうがつ”

40代は、そして虹。小さな雨粒が石を削るように、小さな努力も積み重ねれば、おおきな成果につながることを確信。

そこで、文化放送やNHKラジオなどで気象情報を担当しながら、ナレーションの技術を磨きはじめました。すると、「○○省の防災ビデオの声、頼める?」「△△区の警報アナウンス、お願いしたいんだけど」・・・と、声の依頼が増えていったのです。

“私の最もやりたいことで、お役にたてる喜び”を知ると、声までもが柔らかくなっていったようでした。
自分の大好きなことで喜んでいただける充足感ったら、こんな贅沢、ほかにはないのです。

私の心には、綺麗な虹がかかりました。『雨だれ、石をうがつ』・・・

私には、こつこつと根気強く積み重ねて形にしていく自信があります。

この先は、重ねる歳の分もわたしらしく、ひとつひとつの音を大切に、沢山の方々のお役にたとう___そう決めているのです。